変わる家族、地域と住まいに求められる機能

 家族関係の在り方、地域関係ライフスタイルは日々刻々と変化してきています。80年代ごろから、離婚率は増加傾向にあり、再度シングルとなる人々やひとり親家族も増えてきています。このほか、晩婚化、未婚化傾向も加速化し、結婚しない、子どもを産まない選択は今や珍しいことではなくなりました。結婚しても、別居婚や週末婚という言葉があるように一緒に住まない家族もあります。他方、子どもが親を看るという慣習はなくなりつつあり、独居高齢者の増加が顕著です。
 家族のカタチやアリカタが変わったことで、よくもわるくも、家庭内で役割分担により担ってきた、育児や介護などのケアを如何に解決するかという問題が生じてきています。
ケアという差し迫った問題はないものの、地域や家族と繋がりがなく、孤独を感じる独居者も多いのではないでしょうか。
近年では、サービスが付加された高齢者向け住宅や、若者同士のシェアハウス、ひとり親が必要なケアを補完し合う住まい、同じ共通の悩みを抱えた人々が暮らすグループホームなど、住まいへ求められる機能も多様化しています。
ここでは、家族の変化、ライフスタイルの多様化が齎す、住生活の問題や、それにまつわる事例などを紹介していきたいと思います。

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