NPO法人こども学舎@札幌(ひとり親向けシェアハウス行脚シリーズ番外編)

7月に飛び込み調査をさせていただいた、NPO法人子ども学舎。直前の調査依頼にもかかわらず、快く調査お話くださった、南先生。本当に感謝です。
こども学舎は、保育の資格が取得できる専門学校。母体は学校法人ではなく、NPO法人。この形態はすごく珍しいそう。

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写真1 めぬき通りにあるビルのワンフロアーが学校

当初は、ニート等若者支援をするつもりで、学校を立ち上げたのだそうです。しかし、2年目、3年目と年度を重ねていくうちに、シングルマザーの数が増えていき、2014年度では、学生の8割強がシングルマザーなのだとか。立地がよい(琴似駅、札幌から数分)ことや、学費が安い等の魅力もあってか、口コミで、ママさんからママさんへ伝わったようですね。
そうなると、法人側でも、シングルマザーに対応した支援をということで、福祉制度の相談や情報提供を行うようになったようです。当事者であっても、自身が得られる支援を知らないケースは少なくありません。困ったら、自分で、調べて、申請するのが基本。こういったこともあり、子ども学舎では、役所窓口に同行して支援をすることもあるとか。授業を受けている間、無料の託児も行っているそうで、定期的に、子どもが親の授業を参観する「逆参観日」も開催しているそうです。

こういった手厚いアシストを得て、多くのシングルマザーが資格を取得し、自立を目指しています。
子ども学舎の功績を扱った新聞記事には、10代のお子さんを抱えたママさんが晴れて資格を取得し、保育士として活躍しているという内容が掲載されていました。

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写真2 掲示板には、ひとり親制度に関する情報や仕事の情報がたくさん

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写真3 学校内にある託児室。小窓から子どもたちの様子がうかがえます

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写真4 廊下の壁には、逆参観日やイベント等の写真がたくさん。

保育資格の取得を目指して、札幌に出てくるママさんは多く、その際困るのが「住宅」なのだそう。学校の立地はよい代わりに、家賃が高い。公営住宅はすぐには入れない。となると、負担の高い民間賃貸住宅に依存するしかない。働いていない学生シングルマザーにとって家賃支出は負担の重い出費です。

「学生が勉強に励むことができるよう、住まいの支援もパッケージ化して行いたい。シェアハウスの開設も視野に入れている」と、南先生。
そんな話を通して、デンマークコペンハーゲンで訪問したシェアハウスが、学生ひとり親世帯向けハウスだったことを思い出しました。当時は、ひとり親が学生?そのためのシェアハウス?と少々びっくりしたものです。

というのも、日本だと、「ひとり親が学生するなんてもってのほか!まず働けというバッシングが飛びそうだなと思ったからです。」
しかし、こども学舎では、それをなんとか実現しようと思案されているようで、さらに、そこに住まいの支援まで付して、安心して勉学に集中してもらう環境を整備しようとしているとのこと。

ぜひ、実現してほしいです。

(取材日2014年7月23日)

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NPO法人 こども学舎 サイト情報

http://www.kodomo-gakusha.jp/index.html

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